頭痛に悩まされている人は非常に多いものと思われます。しかし、たいていの方が市販の頭痛薬で我慢してしまっているのが実状ではないでしょうか。

 頭痛は、かならずしもひとつの病態ではありません。ですから、きちんとした診断を受け、ひとりひとりに適した治療法を見つける必要があります。

 では、頭痛はどのような病態で起こるのでしょうか。

 きちんとした診断は神経内科のある診療所・病院でお受けになるのがよいと思います。

 また、脳のCTやMRIなどの画像検査もなるべくお受けになった方が「医師すらも想定し得なかった異常」を発見するチャンスとなります。

 片頭痛に対する有用な効果を持つ薬剤(トリプタン系薬剤)のうち、注射薬が昨年厚生省で認可され、いくつかの医療機関で緊急投与が可能になっています。また、本年8月にはこの系列の内服薬(ゾーミッグ、イミグラン)が使用できるようになり、治療の選択肢が増えることになりました。

 最近市場に現れた抗うつ薬(SSRI、商品名ルボックス・デプロメール、パキシル)は、片頭痛と緊張性頭痛に対し発症予防効果があり、実際に患者さんに使用したケースでも著効例がみられました。

 従って、頭痛に悩んでじっとしておられる方は、一度神経内科のドクターをお訪ねになってみてはいかがでしょうか?

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